2026年4月の記事一覧
R8-9 ただ歩いているだけじゃないんです!
先日、お昼少し前、出張から学校に戻ってきたところ、怪しい生徒の集団が校内の外の通路を一斉に同じ方向に歩いているではありませんか。明らかに授業中。校長としては、体育の服装をしていない生徒が、我が物顔で外でうろうろしているのを、さすがに見過ごすわけにはいきません。私は、勇気を出して生徒たちに接近。「みんな、授業中だぞ、早く教室へ戻りなさい!」と、叫ぼうとした瞬間、傍らに先生もいて、生徒はみな真面目に歩きながら歩数を数えているではないですか。声をかけようものなら、「ただ歩いているだけじゃないんです!歩数が分からなくなるから話しかけないで」と、返ってきそうなほど真剣。歩いてるだけなのに。でも、生徒が手にしているノートの表紙がちらっと見えてすぐに納得。「地学基礎」。私も理科の地学の教員です。すぐに、「地球の大きさを測っているんだ」と分かりました。生徒に聞くと、「これで、本当に地球の大きさってわかるんですかあ?」と半信半疑。でも、いい気分転換にもなったようです。これで終わりではもちろんありません。気分転換もつかの間、教室に戻ったら苦手な計算。しかも、m(メートル)からkm(キロメートル)に換算しろ、とか、角度は数十m(メートル)だから今回は角度は″(秒)だな、だから°(度)に換算しないといけないな、と先生は呪文を唱えるかのように生徒に投げかける。生徒は、その呪文を解読しながら、必死に計算を始めました。
地学基礎の教科書では、「地球の身体測定」的な内容が最初の学習事項が一般的です。南北方向の2地点間の距離と緯度差(中心角の差)がわかれば、簡単な計算で地球の大きさが求められるのです!紀元前の話、エラトステネスという人が(アリストテレスではありません。よく間違えられるんですが。)、900㎞ちょっと離れた2地点間の距離(当時の文献から推定した距離だそうです)と、太陽の南中高度の角度から緯度差を求めて(ふつうの棒切れを地面にまっすぐ立てて、それによってできた棒の影とでできた三角形から角度を求めた)、すでにこの時代に地球の大きさを求めていたのです。地球の大きさ(円周)は、およそ4万km。エラトステネスが求めた大きさは、6000㎞ほどオーバーしていたそうです。ですが、当時の精度から考えれば、かなりいい感じですね。
では、そろそろ生徒も計算が終わったようです。一部とんでもない数値になっていた生徒もいましたが(最後はOK)、ほぼ、みんな3万数千kmと算出できました。簡単な方法でも、ここまで求められることに、皆関心していました。
今は、このようなことをしなくても、正確に地球の大きさは測定できますし、する必要もない時代です。ですが、このように、そもそもの原理を知る、なぜこうなっているのかを知ること、先人の知恵や努力があって今があることを知ることも、時には大事だと思います。
久しぶりに、授業をやっていたころを思い出し、熱くなりました。楽しい時間を過ごすことができました。
(長文になってしまい、申し訳ありません。ご容赦ください。)
R8-8 地域とともに~与野本町公民館へ書道部の作品を訪ねて~
本校は、地域の皆様に支えられながら発展してきました。本校近くに与野本町公民館があり、大規模改修工事の完了を受けて、令和8年4月9日(木)にリフレッシュオープンされたと、ご案内いただきました。オープンに合わせて、本校書道部の作品を展示していただけることとなり、見に行ってきました。
写真は、正面入り口に展示されていた作品です。入ってすぐに大きな作品が目に飛び込んできて、インパクト大。公民館の職員の方にお話を聞くと、立派な書に、訪れる方々は写真に収めていってくれているとのこと。私もしばらく見入ってしまいました。
本校の生徒の活躍を、こうして地域の方の目に触れる形でお伝えできることは大変光栄なことです。これからも、様々な場所で、形で本校の教育活動の一端を見ていただければ幸いです。
なお、作品展示は、22日(水)までということで、まだの方は、今すぐ与野本町公民館へ。
仲間とともに過ごした かけがえのない日々は それぞれの道を進む力になる 別れは明日への一歩 新たな出会いは未来への一歩 成功も失敗も大切な宝物だ
駆
自分の“やりたい”を貫け どんな時もただ何度でも 夢を見る強さを
与野高校書道部
この作品は、この3月に卒業した3年生へ向けてエールを送るため、心を込めて書いたものだそうです。きっと3年生も勇気をもらって本校を巣立っていったのでしょう。同じように、市民の方にも元気を与えてくれたのであれば嬉しく思います。
R8-7 授業のありがたみ
第1学期がスタートし、授業も本格的になってきました。学校にいるとあまり意識しませんが、全教科の専門家がすぐ近くにいるということはとても恵まれた環境だなと、授業を覗きながら思いました。各教科(分野)の専門家が揃っているので、わからないことや確認したいことがあれば、すぐに聞けるところが学校ならでは。私にとっても、専門以外の教科目の授業は、授業の進め方も含めて新たな発見があり、刺激を受け、また、どんどんいろいろな知識が増えていくのも楽しくなってきました。本校生徒も集中して授業に取り組んでくれるのは、熱心に教えてくれる先生のおかげです。回りながら、当たり前に授業が受けられることのありがたさを実感しています。先日、いつものように校内を回って少し授業の様子を見てきましたので、その雰囲気をお伝えします。高校では、一人一台タブレットを所有しています。生徒は慣れたもので、授業のノートがわりに活用したり、探究活動で同じ情報をグループや全体で共有しながら話し合いをしたり、プレゼン用の資料を作成したり。生徒はサクサクと作業を進めており、効果的に学びも深められているようです。写真は、世界史の授業でのグループワークの様子、音楽の授業での合唱のパート練習風景、家庭基礎の生活設計についてのワーク学習、英語の授業でタブレット端末を活用しながらの授業風景、体育の最初の授業でのオリエンテーションの様子です。今回は、授業の雰囲気をお伝えしましたが、今後、いろいろな授業の取組について、トピック的に取り上げてご紹介したいと考えています。
R8-6 開いててよかった!豊富な蔵書で毎日“ムカエル”~図書館~
なかなか落ち着いて校内を見ることが叶わないのですが、合間を縫って校内を回ってみました。すると、数名の生徒が吸い込まれるように入っていく部屋が。こっそりついていくと、入ってすぐ「与野高BEST15」と書かれた明るい色の模造紙と、先日発表された本屋大賞の書籍の紹介ポスターがお出迎え。そう、ここは、蔵書4万冊を超えるという、本校生徒に限らず教職員の知的好奇心を大いにかきたててくれる場所、図書館でした。新書や文庫、単行本はもちろんのこと、雑誌(17種類)、新聞(5紙)、漫画もあって、これはいい場所を見つけた、と一人でにやりとしてしまいました。司書の先生に話を聞くと、学校の図書館に無いものでも、本のリクエストをしていただければ、すぐに取り寄せ可能とのこと。また、普段は授業や総合的な探究の時間、ホームルーム活動のワークショップでの利用も多いそうです。本校では、始業開始前に「朝読書」を展開していますので、たくさんの生徒に利用してもらいたいですね。もったいないですよ。1年生では、これから図書館利用のオリエンテーションも順次行われるそうですので、積極的に利用してください。
また、図書委員会では、毎月「うみねこ新聞」という図書館新聞を発行していて、新刊本やおすすめ本など、イベントや各種お知らせなどをお伝えしていくとうかがいました。こちらも楽しみですね。なお、図書館には、「ムカエル」と名付けられたカエルのぬいぐるみ(名付け親は生徒からの公募だそうです)が置いてあり、図書館をじっと見守ってくれています。本に没頭したい人、調べたいことや何かを見つけたい人など、図書館がいつでも人を「ムカエル」場所として、また、与野高校の「知の拠点」として、あり続けてほしいと思います。
R8-5 中学校にはないものが、与野高校にはある!それは、・・・。
第1学期が本格的にスタートし、与野高校にも日常が戻ってきました。生徒がいる学校は、とてもにぎやかで活気があっていいものですね。
さて、その日常生活に欠かせないもの、本校生徒の活動のエネルギー源となっているのが、学食(食堂)、パン販売、自動販売機です。中学校にはないものでしょう!毎日本校生徒の胃袋を満たしてくれて、ありがたいことです。学食も、学校によっては無い場合もありますが、本校では、リーズナブルなお値段で、できたての美味しい丼物や麺類、大人気の唐揚げやポテト、チュロスなどを食すことができます。メニューも豊富で私も毎日利用しています。時間によっては、「完売」というものもあって、「それ、狙ってたんだけどなあ」と思いながらも、生徒に譲っています。また、これとは別にパンの販売もあって、その日の気分によって、選べるのもいいですね。自動販売機も数台設置してあり、これから暑くなる季節には、重宝します。くれぐれも、食べ過ぎ、飲み過ぎには注意しましよう。中学生の皆さん、与野高校で、ぜひ、美味しい昼食を堪能しませんか。
R8-4 登校風景
第1学期がスタートしてから今日で一週間。課題考査やホームルーム活動、内科検診、生徒会行事などなど、怒涛の一週間の疲れも見せず、生徒は毎日元気に登校しています。当たり前のことと言われるかもしれませんが、教職員にとっては、生徒が毎日無事に登校してくれるだけでも嬉しいものです。その登校の安全を守ってくれているのが、本校の先生方です。毎日、正門前、付近の交差点などに立って、注意喚起の声掛け、誘導、挨拶など、生徒が集中して登校してくる前からやってくれます。本当にありがたいです。近隣にお住いの方々も、気軽に声をかけてくださり、こちらも励みになっております。ありがとうございます。本校の正門前の道路は、時間帯によっては、本校生徒、小学生や中学生、近隣の皆様、自転車の方、お車など、がどうしても交錯してしまう場面があります。十分注意して指導をしておりますが、皆様も通行の際は、十分気を付けていただきますようお願いいたします。
R8-3 二兎を追う与野高生、皆頑張ってます!
新学期3日目。朝学校に到着すると、グラウンドから金属音が。野球部の生徒が朝練をしていました。部員に話しかけると、春季大会が近く、夏の全国大会県予選のシードがかかっているとのこと。自然と力が入ります。近隣の皆様には申し訳ございません。生徒が一生懸命になっている証拠ですので、どうか温かく見守っていただけるとありがたく思います。やがて始業開始となると、春休み中の学習の成果をみるための課題考査が実施されました。皆真剣です。何名かの生徒に自信や出来栄えを聞いてみたところ、どの生徒も一瞬間をおいて、「た、たぶん出来たと思います」「え~、あの~、はい。次、頑張ります!」と少し自信なさげな返事。でも、二兎を追う与野高生なら、学習や部活動、学校行事など、どれかに偏ることなく、メリハリをつけて取り組めば、相乗効果でどんどん力がついてきます.。次は、何事にも自信を持って「大丈夫です!」という勢いのある声を期待しています。
R8-2 令和8年度第1学期始業式、第71回入学式を挙行しました!
令和8年4月8日(水)は、生徒たちにとっては、令和8年度の始まりの日です。この日は、新たな門出を祝福してくれているかのように、とても素晴らしい天気になりました。午前中は、始業式、午後は入学式を行いました。春休み中は、部活動の生徒に会うことはありましたが、今日は、全校生徒が体育館に集合しての始業式、そして、新入生と保護者の皆様にご出席いただいた入学式で、久しぶりに大勢の前で話をし、大変緊張しました。始業式では、一年間の過ごし方、部活動や学校行事に一致協力して取り組む、いわゆる青切符の交付の内容も含めた交通安全の話をしました。皆真剣に聞いていました。入学式では、「二兎を追い、獲得する」の実践のため、夢の実現と高い志をもつ、広い視野と探究心を身に着け教養溢れる人になる、三年間でかけがえのない真の友を見つける、などを伝え、新入生にエールを送りました。入学式直後にせっかくなので、近くにいた生徒に、看板のところで写真を撮ってもらいました。お恥ずかしながら緊張から解き放たれた表情が出てしまっていますね。生徒の皆さん、これからの一年間、本校のモットーである「二兎を追い、獲得する」をしっかりと実践していってください。そして、大きな結果を生み出してください。
R8-1 令和8年度もよろしくお願いします!
この4月1日付で、前任の松田功校長先生の後任として着任しました「蓮見 法人」と申します。私も、これまでの校長先生同様、与野高校の現在(いま)、日常の風景など、分かりやすくお伝えできればと思っています。「校長室ブログ」を、引き続きよろしくお願いいたします!
第1回は、着任直後に撮影した本校の立派な桜をご覧ください。まだ、にぎやかな桜ですが、無数の花びらが舞い、とてもきれいでした。新年度の始まりを、素敵に演出してくれました。良いスタートが切れそうです。また、春休み中は、運動部の生徒の元気のよい声、体育館から聞こえてくるボールの音、竹刀の音と大きな声、吹奏楽部の練習の楽器の音色など、あちこちで聞こえてきて、生徒が元気に活動する学校はいいものだなあ、と実感しました。初めて会う生徒も挨拶をしっかりとしてくれました。外では、野球部の皆さんが一生懸命花びらを掃いてくれていましたが、追いつきそうにありませんでした。お疲れさまでした。