2024年2月の記事一覧
2/9 入試業務が始まりました。& 「マルハラ」?
今週の7日から県公立高校の入学者選抜の願書受付がおこなわれています。中学生の皆さんの進路を決める大事な選抜ですので、ミスがないように気を引き締めていかなくてはなりません。とはいえ、肩に力を入れすぎていると視野がせまくなってしまうので、いい意味での平常心を持っていきたいと思います。
平常心を保つためにもブログ更新をというわけで、お題は「マルハラ」です。
「。」
先日、ネットの産経新聞の記事を見ていたら、最近は「マルハラ」というものがあるそうです。それは何かというと、LINEなどのアプリでやり取りをする際、年配の人たちは、それらのメッセージにも正規の文法に従って句読点(、や。)を使いますが、若い人たちは、それ(特に「。」)に威圧感や恐怖を感じるので嫌だ、というものです。記事によれば若い人たちは「。」によって文の終わりを宣言されると、会話が打ち切られ、その後のコミュニケーションが続けられない気がして嫌なのだそうです。
その説明を読んでも、私にはどうも意味不明なのですが、無理に推し量ってみれば、若い人たちには文の流れを制御して論理を整える「、」「。」の機能は不要で、それよりはだらだらと「繋がって」いるという気分の方が大事ということなのでしょうか。
仮にそうだとして、これが若い人たちが友情に厚い証であれば、それはまあいいことなのかもしれません。しかし、これが自分の知らないところで何を言われるのかわからないから、人との会話を途切れさせられない、という不安感の表れであるとすれば、若い人たちの心の健康は大丈夫なのだろうか、と思います。
またその記事では、「マルハラ」を防ぐために若い人とのやり取りでは、文末を「。」で結ばず、「!」をつけたり、顔文字(スタンプのこと?)で結ぶのが良い、という識者のアドバイスも載っていました。
しかし、そもそもこの「マルハラ」とやらは防ぐ必要があるのでしょうか? なんでそこまで若者の(おかしな)感性に迎合しなければいけないのか、皆目理解できません。むしろ若者に日本語の文法を守るよう指導すべきだと思うのですが。